【口コミ】デロンギ HXJ60L12の電気代は高い？月コスト試算と「暖かくない」を防ぐ使い方

「デロンギは暖かくないって本当？」

「電気代が高すぎて後悔しないかな？」

そんな疑問を解決するために、デロンギ コンベクターヒーター HXJ60L12の口コミ評判を徹底調査しました。

結論から言うと、「即暖性はないが、子供の安全と乾燥対策を重視する家庭には最強の暖房器具」です。

調査の結果、以下のような良い口コミが多く見られました。

冬場の乾燥や騒音の悩み、子供の安全への不安を、HXJ60L12が解決してくれます。

デロンギ HXJ60L12の口コミ・評判を調査｜良い評価と気になる点

悪い口コミ：本体サイズが予想以上に大きく設置場所に悩む声

1. 横幅が広く存在感がある

【口コミ】
「写真で見るとスリムに見えましたが、届いてみると横幅がかなり大きくて驚きました。置こうと思っていた窓際に入りきらず、焦りました。」

【筆者の見解】
これは非常に多い意見ですね。薄型なのでスッキリ見えますが、横幅は約82.5cmあります。購入前に、設置予定の窓際に十分なスペースがあるか、メジャーで測っておくと安心ですよ。

2. 電源コードの取り回しが難しい

【口コミ】
「コードが約1.9mありますが、延長コードが使えないのでコンセントの位置によっては設置場所に悩みます。窓の真ん中に置きたくても届かないことがありました。」

【筆者の見解】
安全上の理由で、この製品に限らずハイパワー暖房機は延長コードの使用が禁止されています。コンセントから直接届く範囲に窓があるか、事前にシミュレーションが必要ですね。

3. 他の家電と併用するとブレーカーが落ちる

【口コミ】
「強（1200W）で運転中にドライヤーを使ったらブレーカーが落ちました。古い家なのでアンペア数が足りなかったようです。」

【筆者の見解】
最大1200W消費するため、同じ回路で電子レンジやドライヤーを使うと落ちる可能性があります。契約アンペア数の確認や、使用時は他の家電とタイミングをずらす工夫がいるかもしれません。

悪い口コミ：速暖性は低く部屋全体が暖まるまでに時間がかかる

1. スイッチを入れてもすぐに部屋が暖まらない

【口コミ】
「ファンヒーターのように温風が出ないので、帰宅してすぐ暖まりたい時には不向きだと感じました。暖まるまで時間がかかります。」

【筆者の見解】
空気自体をじんわり暖める方式なので、即暖性は低めです。ただ、タイマー機能を使って起床や帰宅の30分〜1時間前にオンにしておけば、部屋に入った瞬間にポカポカの状態を作れますよ。

2. 木造住宅や気密性の低い部屋では効果が薄い

【口コミ】
「木造の古い一軒家で使ってみましたが、窓からの冷気が強すぎるのか、なかなか室温が上がりませんでした。」

【筆者の見解】
デロンギは気密性の高い部屋（マンションや断熱性の高い住宅）で本領を発揮します。すきま風が多い環境だと、せっかく暖めた空気が逃げてしまうので、メイン暖房としては少し厳しいかもしれません。

良い口コミ：風が出ないため乾燥しにくく静音性が非常に高い

1. 朝起きても喉が痛くならず快適

【口コミ】
「エアコンだと冬場は喉がカラカラになっていましたが、これに変えてからは乾燥が気にならなくなりました。加湿器の水補給の手間も減って嬉しいです。」

【筆者の見解】
温風を出さないので、肌や喉の水分を奪われにくいのが最大の魅力ですよね。乾燥肌の方や、喉が弱い方にとっては、生活の質がグッと上がるポイントです。

2. 運転音が静かで寝室に最適

【口コミ】
「とにかく静かです。ついているのか分からないレベルなので、寝る時に音が気になる私でもぐっすり眠れます。」

【筆者の見解】
ファンがないので、ほぼ無音に近い静かさです。「ブォー」という動作音がストレスだった方には、この静寂は感動ものですよ。赤ちゃんの寝かしつけにも邪魔になりません。

3. ハウスダストが舞い上がらない

【口コミ】
「温風でホコリを巻き上げないので、空気がきれいに感じます。鼻炎持ちの家族も快適に過ごせています。」

【筆者の見解】
風を起こさず自然対流で暖めるので、床のホコリやペットの毛を空中に撒き散らしません。クリーンな空気を保てるのは、健康面でも大きなメリットですね。

良い口コミ：表面温度が約70℃と低く子供やペットがいても安心

1. 表面が熱くなりすぎず火傷のリスクが低い

【口コミ】
「子供が動き回るようになり、ストーブは危ないので買い替えました。触っても『アチッ』となるくらいで、大火傷にはならなそうなので安心感があります。」

【筆者の見解】
平均表面温度が約70℃に抑えられているので、一瞬触れた程度では火傷しにくい設計です。もちろん長時間触れると危険ですが、ストーブのような即時の危険性がないのは親として心強いですよね。

2. チャイルドロック機能が便利

【口コミ】
「目を離した隙に子供がボタンを触ってしまうことがありますが、チャイルドロックがあるので設定が変わらず助かっています。」

【筆者の見解】
いたずら盛りのお子様がいる家庭には必須の機能です。転倒時自動オフ機能もあるので、万が一倒してしまっても安心なのが嬉しいポイントですね。

結論：速暖性よりも安全性や空気の質を重視する家庭に高評価

口コミを総合すると、このヒーターは「すぐに暖まりたい人」には不向きですが、「安全でクリーンな暖房を求めている人」には最高の選択肢と言えそうです。

コンベクターヒーター HXJ60L12の特徴｜窓際設置で冷気を防ぐ仕組み

商品名	デロンギ コンベクターヒーター
型番	HXJ60L12
本体サイズ （幅×奥行×高さ）	825 × 310 × 565 mm （キャスター含む）
本体重量	7.5 kg
消費電力	強：1200W / 中：800W / 弱：500W
広さの目安	8畳 ～ 10畳
平均表面温度	約70℃
コードの長さ	1.9 m
主な機能	ECO運転、チャイルドロック、 デジタルタイマー（ON/OFF）、 サーモスタット（温度設定）
保証期間	3年

窓からの冷気をシャットアウトするコールドドラフト対策の効果

このヒーターの最大の能力を引き出すには、置く場所がとても重要なんですよ。

ずばり、「窓際」に設置するのが正解です。

冬場、暖房をつけていても足元がスースーと寒く感じることってありますよね。

あれは「コールドドラフト現象」といって、窓で冷やされた空気が重くなって床に降りてくることが原因なんです。

HXJ60L12を窓下に置くと、ヒーターから出る強力な上昇気流が、窓から降りてくる冷気を押し上げてシャットアウトしてくれるんです。

まるで目に見えないカーテンを作るようなイメージですね。

冷気の侵入を防ぐことで、部屋全体の温度低下を抑えられるので、効率よく暖かさをキープできるわけです。

さらに、窓付近の温度差を減らすことで、厄介な結露やカビの発生を抑制する効果も期待できちゃいます。

自然対流と輻射熱を利用して部屋を均一に暖める構造

「コンベクターヒーター」という名前、あまり聞き馴染みがないかもしれませんね。

これは、英語で「対流（Convection）」を意味していて、その名の通り空気の流れを利用して暖める暖房器具なんです。

本体の下から冷たい空気を取り込み、内部で暖めて上から放出することで、部屋全体に穏やかな空気の循環を作ります。

エアコンのようにファンで強制的に風を送るのではなく、自然な空気の流れ（自然対流）を使うのが特徴ですね。

それに加えて、パネル本体からの「輻射熱（ふくしゃねつ）」も発生します。

日向ぼっこをしているような、じんわりとした温もりが広がるのはこのおかげなんです。

この「自然対流」と「輻射熱」のダブル効果には、以下のようなメリットがありますよ。

速暖性と安全性を両立したPTCセラミックヒーターのメリット

デロンギといえばオイルヒーターが有名ですが、このHXJ60L12にはオイルではなく「PTCセラミックヒーター」が搭載されています。

これにより、オイルヒーターの弱点だった「暖まるまでの遅さ」が改善されているんですよ。

メーカーのデータによると、8畳の部屋なら約16分で快適温度である20℃に到達するという速暖性を持っています。

ファンヒーターほど爆速ではありませんが、オイルヒーターに比べるとスピーディーに部屋を暖められるのは嬉しい進化ですよね。

また、このPTCセラミックという素材は、高温になると電気抵抗が増えて電流を流れにくくする「自己温度制御機能」を持っています。

つまり、ヒーター自体が必要以上に熱くなりすぎないように、自動でブレーキをかけてくれるんです。

この特性のおかげで、高い安全性が確保されているわけですね。

コンベクターヒーターとオイルヒーターとの違いについてはこちらの記事で詳しく解説していますので、合わせてご覧くださいね。

「暖かくない」「電気代が高い」という噂は本当？効果的な使い方を解説

暖かくないと感じる主な原因と部屋の気密性や断熱性との関係

ネットの口コミを見ていると、「全然暖かくない」という厳しい意見を見かけることがありますよね。

実はこれ、製品の性能が悪いというよりも、「部屋との相性」が合っていないケースが大半なんです。

デロンギのような対流型のヒーターは、部屋全体の空気をじっくり暖めるのが得意です。

しかし、気密性が低くすきま風が入ってくるような「古い木造家屋」や「断熱材の入っていない部屋」だと、暖まった空気がどんどん逃げてしまいます。

まさに「暖房をつけているのに、穴の開いたバケツに水を入れている状態」になってしまうわけですね。

逆に、気密性が高いマンションや、最近の高断熱住宅（8〜10畳程度）であれば、しっかりと暖かさを実感できるはずですよ。

もし木造の広いリビングで使うなら、メイン暖房ではなく、エアコンの補助や足元のスポット暖房として割り切って使うのが賢いかもしれません。

消費電力1200W使用時の電気代シミュレーションとコスト感

購入を迷う最大の壁、それが「電気代」ではないでしょうか。

正直に言いますと、エアコンなどのヒートポンプ式に比べると、電気代は高くなりやすい傾向にあります。

HXJ60L12の最大消費電力は1200Wです。

これを電気料金単価31円/kWh（目安）で計算してみると、以下のようになります。

「うわ、結構高いな…」と感じた方もいるかもしれません。

ただ、これは常にフルパワー（強）で運転し続けた場合の最大値です。

実際には設定温度になれば運転を休止したり弱めたりするので、これよりは安くなるのが一般的ですよ。

コンベクターヒーターの電気代についてはこちらの記事で詳しく解説していますので合わせてご覧くださいね。

ECO運転モードやサーモスタット機能を活用した賢い節電方法

電気代がかかるとはいえ、できるだけ安く抑えて快適に使いたいですよね。

そこで活躍するのが、本体に搭載されている「ECO運転モード」です。

ボタンひとつで、設定温度よりもわずかに控えめな運転に切り替わり、最適な電力レベルを自動で調整してくれます。

メーカーによると、通常運転と比較して約20%の節電効果が期待できるそうですよ。

また、賢い使い方として以下のような工夫もおすすめです。

これなら、電気代のピークを抑えつつ、乾燥や風の不快感がない快適な時間を長く楽しめます。

失敗しないための注意点｜本体サイズや設置スペースの確認事項

横幅約82.5cmの本体サイズと事前に確認すべき設置スペース

購入してから「あれ、置く場所がない！」と焦らないために、サイズ確認は必須ですよ。

このヒーター、カタログ写真で見るとスリムでコンパクトに見えるかもしれません。

でも実際は、横幅が約82.5cmもある、なかなかのワイドボディなんです。

高さは56.5cm、奥行きは31cm（キャスター含む）と、薄型ではあるのですが、横に長いのが特徴ですね。

特に窓際に設置してコールドドラフトを防ぐ場合、以下のポイントを事前にメジャーで測っておくことをおすすめします。

また、意外と見落としがちなのが「収納場所」です。

夏場など使わない時期に、この大きさのパネルをしまっておく押入れやクローゼットのスペースがあるかどうかも、合わせて考えておいた方がいいかもしれませんね。

他の家電との併用でブレーカーが落ちないための電源環境

もうひとつ、導入前に確認しておきたいのがご自宅の電源環境です。

HXJ60L12は最大で1200Wの電力を消費するハイパワー家電です。

一般的な家庭用コンセントの定格容量は1500W（15A）までとなっていることが多いですよね。

そのため、安全に使用するためには以下のルールを守る必要があります。

もし同じ部屋のコンセントで、ドライヤーや電気ケトル、電子レンジなどを同時に使ってしまうと、容量オーバーでブレーカーが落ちてしまうかもしれません。

特に古い住宅や、契約アンペア数が低いご家庭では注意が必要ですね。

デロンギ HXJ60L12がおすすめな人・向かない人の特徴まとめ

即暖性を最優先する人や気密性の低い木造家屋には不向き

ここまで見てきた特徴を踏まえると、残念ながらこのヒーターが合わない環境やニーズもはっきりしています。

まず、「帰宅してスイッチを入れたら、すぐに温風で暖まりたい」という即暖性を最優先する方にはおすすめできません。

じんわりと暖めるタイプなので、冷え切った体を数分で温めるようなパワーは期待しない方がいいでしょう。

また、住宅環境も重要なポイントですね。

以下のような条件の部屋では、暖房効率が悪くなり、電気代だけがかさんでしまう可能性があります。

小さな子供がいる家庭や寝室での乾燥対策をしたい人におすすめ

一方で、次のような悩みや希望を持っている方にとっては、HXJ60L12はまさに理想的なパートナーになるはずです。

「暖かさ」の質が、他の暖房器具とはまるで違うんですよね。

春の日だまりのような、柔らかくて静かな暖かさは、一度体験すると手放せなくなるかもしれません。

特に、冬場の乾燥や騒音ストレスから解放されたいと考えているなら、導入する価値は十分にあると言えるでしょう。

デロンギ HXJ60L12で安全で快適な冬を

今回は、デロンギ HXJ60L12の口コミや特徴、気になる電気代や暖かさの実態について詳しく解説してきました。

特に、購入後に後悔しないためのポイントや、このヒーターの強みを最大限に活かすコツを振り返ってみましょう。

これらを意識することで、より満足度の高い使い方ができそうですね。