「NW-VK10とNW-VR10は何が違うの」「自分にはどちらが向いているのか」といった疑問を解決します。見た目もそっくりな2つのモデル、どちらを選ぶべきか悩みます。
結論からお伝えすると、この2機種に機能や性能の違いはありません。全く同じ仕様ですが、販売ルートの違いにより型番が分けられています。
| 【30秒で分かる】NW-VK10とNW-VR10の違い比較表 | ||
| 特徴 | NW-VK10 (標準モデル) | NW-VR10 (限定商品) |
| 機能・性能 | ◎ (同じ) | ◎ (同じ) |
| サイズ・重量 | ◎ (同じ) | ◎ (同じ) |
| 違い | 一般販売向け | 特定販路向け |
| 選び方 | その時価格が安い方を選ぶのが正解 | |
中身は同じなので、あえて価格が高い方を選ぶ必要はありません。
購入するタイミングで、価格が安くなっている方や在庫がある方を選ぶのが一番賢い選択です。
どちらを選んでも、象印の美味しいご飯が楽しめます。
あんこ本記事では両機種を徹底比較しました。そのうえで、失敗しない選び方やおすすめな人についても解説します。ぜひこの記事でチェックしてみてくださいね。
NW-VK10とNW-VR10の違いを徹底比較!性能や仕様に差はある?
象印のIH炊飯ジャー「NW-VK10」と「NW-VR10」、どちらも魅力的なモデルですが、型番が違うだけで何が変わるのか気になりますよね。
実はこの2機種、詳しく調べてみると驚くべき事実が判明しました。



まずは両モデルの主要な仕様を比較表でチェックしてみましょう。
| 項目 | NW-VK10 (標準モデル) | NW-VR10 (限定商品) |
| 炊飯方式 | IH | IH |
| 炊飯容量 | 5.5合 | 5.5合 |
| 最大消費電力 | 1105W | 1105W |
| 外形寸法 (幅×奥×高) | 25.5×37.5×20.5cm | 25.5×37.5×20.5cm |
| 本体質量 | 約4.1kg | 約4.1kg |
| 加熱機能 | 豪熱沸とうIH | 豪熱沸とうIH |
| 内釜仕様 | 黒まる厚釜 (厚さ1.7mm) | 黒まる厚釜 (厚さ推定同等) |
| 保温機能 | うるつや保温 (30時間) | うるつや保温 (30時間) |
| お手入れ | フラット庫内 洗える内ぶた | フラット庫内 洗える内ぶた |
| パンメニュー | あり (発酵・焼き) | あり (発酵・焼き) |
スペックや基本仕様に違いは見当たらない
まず結論から言うと、この2つのモデルにおいて機能や性能の違いは見当たりません。
表をご覧いただいた通り、サイズから重さに至るまで全く同じ数値なんですよね。
どちらも5.5合炊きのIH炊飯ジャーとして、象印の定番機能である「豪熱沸とうIH」を搭載しています。
この機能があれば、ふきこぼれを気にせずに強火で炊き続けられるため、うまみを引き出したふっくらご飯が楽しめます。
また、内釜の仕様についても「黒まる厚釜」を採用している点は共通しており、熱効率の良さも変わりません。
さらに、使い勝手を左右する以下のポイントも完全に一致しています。
- 蓋を開けた時の高さ(約42.5cm)
- 時計式メモリータイマーの種類
- お知らせメロディー機能



まるで双子のように瓜二つな機種と言えるでしょう。
消費電力や省エネ性能も完全に一致
毎日の生活で気になるのが電気代ですが、この点でも差はありませんでした。
両機種ともに炊飯時の消費電力は1105Wとなっており、IH炊飯器としては標準的なパワーを持っています。
1回あたりの炊飯時消費電力量も149Whと同じ数値ですし、年間消費電力量についても79.2kWh/年(エコ炊飯時)で共通していますね。
省エネ基準達成率も同じ111%なので、どちらを選んでも家計への影響は変わらないと言えます。
もちろん、電気料金は使用する家庭の契約プランや使用頻度によって変動します。
しかし、機種自体が持つ省エネ性能に違いがないため、「こっちの方がエコかも?」と迷う必要はありません。



ランニングコストを気にする方にとっても、どちらを選んでも安心できる設計になっています。
NW-VR10は販路が異なる限定商品という位置づけ
「じゃあ、なんで型番が違うの?」と疑問に思いますよね。
その答えは、NW-VR10が「限定商品」として位置づけられている点にあります。
家電業界ではよくあることなのですが、特定の量販店やオンラインショップなどの販売ルート向けに、独自の型番を付けて販売するケースがあるんです。
中身の機能や性能はベースとなる標準モデル(この場合はNW-VK10)と同じでも、流通経路を分けるために名前を変えているわけですね。
そのため、カタログなどではNW-VK10がメインで紹介され、NW-VR10は一部の店舗で見かけるという状況が発生します。
「限定」と聞くと特別な機能がついていると期待してしまうかもしれませんが、基本的には同じものと考えて問題ありません。
逆に言えば、どちらを選んでも象印の安定した品質が手に入るということでもあります。



購入するタイミングで、どちらの型番が手に入りやすいかチェックしてみると良いかもしれません。
NW-VK10とNW-VR10の口コミや評判は?使用者の評価を検証
スペックが同じだと分かったところで、次は実際に使っている人たちのリアルな感想が気になりますよね。
カタログ上の数値だけでは分からない「使い心地」や「味」について、ユーザーの声を詳しく調べてみました。



良い評価だけでなく、ちょっと気になる意見についてもその原因を探っていきましょう。
冷めても美味しいご飯に対する好意的な評価
多くのユーザーから高く評価されているのが、ご飯の味が時間が経っても落ちにくいという点です。
特に「お弁当に入れても美味しい」という声が目立ちました。
象印の豪熱沸とうIHは、強火で一気に炊き上げるため、お米の芯まで熱が通りふっくらとした仕上がりになります。
そのため、冷めた後でもパサつきにくく、お米の甘みを感じられるのかもしれません。
実際に、以下のようなシーンで活躍しているようです。
- 毎日のお弁当作り
- おにぎりを持っての外出
- 帰宅時間が遅い家族の夕食
圧力IHのような粘りの強いもちもち感とは少し違い、粒立ちの良いしゃっきりとした食感が残るのも特徴ですね。
べちゃっとなりにくいので、カレーライスや丼ものに合わせるのにも最適だと言われています。



「高級な炊飯器じゃなくても十分美味しい」と、コストパフォーマンスの良さに満足している人が多い印象でした。
毎日の手入れが楽になるフラット庫内の評判
味と同じくらい、あるいはそれ以上に絶賛されているのが「お手入れのしやすさ」なんです。
毎日のことだからこそ、洗い物が少ないのは本当に助かりますよね。
この機種は「フラット庫内」を採用しており、釜を外した内部の底が平らになっています(サイドセンサー部は除く)。
ご飯粒が落ちてしまってもサッと一拭きできれいになるので、掃除が苦にならないという意見が多く見られました。
また、洗うパーツが少ないのも大きなメリットです。
基本的に毎回洗う必要があるのは、以下の2点だけ。
- 内釜
- 外して洗える内ぶた
圧力IHタイプだと調圧ボールや複雑なパッキンがついていることがあり、洗うのが面倒に感じることもあります。
でも、このモデルは構造がシンプルなので、手洗いでも食洗機を使わなくてもパパっと終わらせられますね。



「家事のストレスが減った」という口コミがあるのも納得です。
炊き上がりが硬いと感じる原因と設定の確認
一方で、一部の口コミには「ご飯が硬い」「味が薄くて美味しくない」といった厳しい意見も見受けられました。
せっかく買ったのに、期待外れだったら悲しいですよね。
ただ、調べてみるとこの評価には明確な原因があることが多いんです。
実は、購入時の初期設定が「エコ炊飯」になっているケースがほとんどなんですよ。
エコ炊飯は消費電力を抑えるために、少し硬めのあっさりした炊き上がりになる傾向があります。
そのため、ふっくらしたご飯が好きな人がそのまま使うと「あれ?」と感じてしまうわけです。
美味しく炊けないという口コミの真相について、詳しく調査しましたので、気になる方はチェックしてみてくださいね。


もし購入して硬いなと感じたら、まずは設定を以下のメニューに変更してみてください。
- 白米ふつう
- 熟成炊き(白米)
特に「熟成炊き」は時間をかけて吸水させるので、お米の甘みが引き出されて劇的に味が変わると評判です。



「設定を変えたらすごく美味しくなった」という声も多いので、使い始めの際はぜひチェックしてみることをおすすめします。
NW-VK10とNW-VR10の共通機能と特徴!お手入れや保温性能
NW-VK10とNW-VR10は、どちらも象印が誇る実用的な機能をたっぷりと搭載しているんです。
毎日食べるご飯だからこそ、炊き上がりだけでなく、保温の質や使い終わった後のケアも重要になってきますよね。



ここでは、両機種に共通している便利な機能について、それぞれのメリットを詳しく見ていきましょう。
旨みを引き出す豪熱沸とうIHと熟成炊き
この炊飯器の最大の魅力は、なんといっても「豪熱沸とうIH」による力強い炊飯能力かもしれません。
一般的な炊飯器ではふきこぼれを防ぐために途中で火力を弱めることがありますが、この機種は違います。
沸騰した後も火を引かずにIHの高火力で炊き続けることで、お米の芯まで熱を行き渡らせるんですね。
そのおかげで、ふっくらとしたうまみのあるご飯に仕上がります。
さらに、より美味しさを追求したい時に使いたいのが「熟成炊き(白米)」メニューです。
お米を時間をかけて水に浸し、芯までじっくりと吸水させる工程をとるのが特徴なんですよ。
これによって、お米の甘み成分の一つである溶出還元糖量がアップすると言われています。
また、その日の気分やメニューに合わせて炊き上がりを調整できるのも嬉しいポイントです。
- かため
- ふつう
- やわらかめ



この「白米炊き分け3コース」を使えば、カレーの日は「かため」にするなど、料理に合わせた最適なご飯が楽しめますね。
30時間おいしく保温できるうるつや保温機能
一度炊いたご飯をすぐに食べきれないことって、よくありますよね。
そんな時に頼りになるのが、両機種に搭載されている「うるつや保温」機能なんです。
これは底にあるセンサーが釜内の温度を細かくコントロールしてくれる賢い機能なんですよ。
最適な火加減で温度を調整し、水分の蒸発を抑えることで、なんと最大30時間までおいしく保温できるとされています。
長時間保温したご飯特有のパサつきや変色が抑えられるので、翌日のお弁当などにも使いやすいですね。
家族の食事時間がバラバラで、何度も炊飯するのが大変なご家庭には特にありがたい機能かもしれません。
もちろん、そこまで長く保温しないという方には、「高め保温」というメニューも用意されています。
こちらは温かいご飯をすぐに食べたい時に適しているので、ライフスタイルに合わせて使い分けが可能です。



美味しいご飯を長時間キープできるのは、忙しい毎日の強い味方になりますね。
ニオイ残りを抑えるクリーニング機能の使い方
炊き込みご飯を作った後、洗っても内釜にニオイが残ってしまった経験はありませんか。
次に白米を炊く時にそのニオイが移ってしまうと、ちょっと残念な気持ちになりますよね。
そんな悩みを解決してくれるのが、この機種に搭載されている「クリーニング機能」です。
使い方は非常にシンプルで、内釜に水を入れて機能を選択するだけで済みます。
蒸気の力を使って内部のニオイを和らげてくれるので、しつこいニオイ残りを抑える効果が期待できるんです。
特に以下のような料理をした後には重宝するでしょう。
- 具だくさんの炊き込みご飯
- スパイスを使った料理
- おこわなど香りの強いメニュー
ニオイを気にせず色々な料理に挑戦できると、レパートリーも広がりそうですね。



定期的にこの機能を使えば、いつでも清潔な状態で美味しい白米を楽しめるはずです。
NW-VK10かNW-VR10で迷わない!失敗しない選び方のポイント
性能も機能も全く同じであることが分かったNW-VK10とNW-VR10。
「それなら、結局どうやって選べばいいの?」と迷ってしまうかもしれませんね。
実は、選び方はとてもシンプルで、悩む必要はほとんどありません。



ここでは、どちらを選んでも後悔しないための賢い選択基準について整理してみましょう。
性能は同一のため販売状況で判断する
これまで解説してきた通り、この2つのモデルに機能的な違いは一切ありません。
炊き上がりの味も、お手入れのしやすさも、全く同じクオリティが期待できます。
つまり、製品そのものの性能で「どっちが良いかな?」と迷う必要はないということですね。
では何で判断すべきかというと、ズバリ「購入時点での販売状況」です。
家電製品は、販売店や時期によって販売価格が変動することがよくありますよね。
全く同じ中身の製品でも、型番が違うだけで価格設定に差が出ているケースも珍しくありません。
もし片方のモデルがキャンペーン対象になっていたり、在庫状況の関係で条件が良くなっていたりすれば、そちらを選ぶのが賢明でしょう。
購入を検討する際は、ぜひ両方の型番で検索して、その時の条件を見比べてみてください。
結果的に、より納得のいく条件で手に入れられる方を選ぶのが、失敗しないための唯一のルールと言えるかもしれません。



どちらを選んでも性能は同じなので、損をすることはないと割り切ってしまって大丈夫ですよ。
自分に合った入手経路を選択する基準
販売価格を見比べるのと同時に、どこで購入するかという「入手経路」も大切な判断材料になります。
NW-VR10は「限定商品」という位置づけのため、特定の量販店やオンラインショップを中心に販売されていることが多いようです。
一方、NW-VK10は標準モデルとして、より広い販路で取り扱われている可能性があります。
ご自身が普段よく利用するショッピングサイトや、ポイントを貯めている店舗などで、どちらの取り扱いがあるか確認してみるのも良いですね。
また、以下のポイントも合わせてチェックしておくと安心です。
- 配送にかかる日数
- 延長保証オプションの有無
- ショップの信頼性や返品ポリシー
同じ製品を買うなら、万が一の時の対応や配送スピードなど、サービス面で納得できるショップから購入したいですよね。
型番にこだわるよりも、信頼できる販売店に在庫がある方を選ぶ、というスタンスで問題ありません。



どちらを選んでも、ご自宅に届くのは象印の確かな技術が詰まった、同じ性能の炊飯器ですからね。
NW-VK10とNW-VR10はどっちがおすすめ?重視する目的で判断
ここまで、両機種の機能や特徴を詳しく見てきましたが、最終的にどちらを選ぶべきか決断するのは難しいかもしれませんね。
性能が同じだからこそ、ご自身の状況や重視するポイントに合わせて選ぶのが正解への近道です。



ここでは、それぞれのモデルがどのような方におすすめなのか、タイプ別に整理してご提案します。
NW-VK10がおすすめな人は標準モデルを探している人
NW-VK10は、象印のラインナップにおいて標準的なカタログモデルとして位置づけられています。
そのため、家電量販店の実店舗などでも比較的見かけやすく、実物を確認してから購入したい方には安心感があるかもしれません。
特に以下のような考えをお持ちの方には、こちらが適しているでしょう。
- メーカーの定番モデルを選んでおきたい
- 長く使うものだから標準的な型番が良い
- 多くの店舗で比較検討したい
「限定モデル」という言葉にあまりピンと来ない方や、王道の選択をしたい方には、NW-VK10の方がしっくりくるはずです。
製品としての仕様は間違いなく象印の品質ですので、迷ったらこちらを選んでおけば間違いありません。



ご自身の生活圏内で手に入りやすいかどうかを、一度チェックしてみてくださいね。
NW-VR10がおすすめな人は限定商品にメリットを感じる人
一方で、NW-VR10は特定の販路に向けた「限定商品」という立ち位置になります。
主にインターネット通販サイトなどで見かけることが多く、その時々の販売条件によっては魅力的な選択肢になるかもしれません。
中身は標準モデルと同じ高性能なIH炊飯ジャーですので、型番の違いにこだわらない方にはぴったりです。
具体的には、次のような方におすすめできるモデルだと言えます。
- ネットショッピングをよく利用する
- 型番よりもその時の条件を重視する
- 限定という言葉に少し惹かれる
例えば、よく使う通販サイトでポイント還元率が高かったり、配送が早かったりする場合は、迷わずNW-VR10を選んで良いでしょう。
性能差がない分、購入時の条件さえ良ければ、それが最大のメリットになります。



賢くお買い物をする上で、あえて限定モデルを狙うのも一つの手ですね。
共通しておすすめなのはコスパと手入れの楽さを重視する人
最後に、型番に関わらず「この機種(NW-VK10/NW-VR10)」自体がおすすめな人についてお話しします。
これらは圧力IHのような最上位機種ではありませんが、その分、日常の使い勝手に特化した「ちょうど良い」モデルなんですよ。
もしあなたが以下のポイントに共感できるなら、どちらの型番を選んでもきっと満足できるはずです。
- 毎日の洗い物を少しでも楽にしたい
- お弁当作りが日課になっている
- 圧力IH特有のもちもち感よりもしゃっきり感が好き
特に「フラット庫内」による掃除の手軽さは、実際に使い始めると手放せなくなるかもしれません。
また、冷めても美味しいご飯が炊けるので、家族の帰宅時間がバラバラなご家庭にも最適です。



「機能は必要十分で、手間なく美味しく食べたい」という願いを叶えてくれる、非常にバランスの良い一台だと言えますね。
NW-VK10とNW-VR10の違いまとめ
今回は、象印IH炊飯ジャーNW-VK10とNW-VR10の違いや、実際に使う上で知っておきたいポイントについてお話してきました。
型番の違いだけで迷ってしまうのはもったいないですよね。以下のポイントを振り返って、自分に合うかどうかチェックしてみてください。
- 機能やスペック、サイズは完全に同じ
- 冷めても美味しく手入れも簡単なIHモデル
- 販路の違いだけで中身は一緒なので条件で選んでOK
これらを押さえておくと、スムーズに選べるようになりますね。



今回の記事が、あなたの炊飯器選びの参考になり、毎日の食卓がより美味しく楽しいものになることを願っています。



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