「NW-VK10とNW-VJ10は何が違うの?」
「自分にはNW-VK10が向いてる、それともNW-VJ10が向いてる?」
そんな疑問を解決します。
先に結論からお伝えすると、NW-VK10とNW-VJ10の炊飯性能や保温機能は全く同じです。
決定的な違いは「付属品の素材」と「抗菌加工の有無」と「価格」の3点にあります。
| 特徴 | NW-VJ10 (旧型) | NW-VK10 (新型) |
|---|---|---|
| 炊飯性能 | ◎ (同じ) | ◎ (同じ) |
| 抗菌加工 | あり (安心) | なし |
| 付属品素材 | 通常プラスチック | バイオマス素材 |
| おすすめ | コスパ・衛生面重視 | 環境・新しさ重視 |
「衛生面を重視したい」「少しでも費用を抑えたい」という方は、抗菌加工があり価格も控えめな旧型のNW-VJ10を選ぶのが賢い選択です。
逆に、「最新モデルを使いたい」「環境に配慮した素材が良い」という方は、新型のNW-VK10を選びましょう。
本記事ではNW-VK10とNW-VJ10を徹底比較しました。そのうえで、それぞれのモデルがどんな人におすすめかも詳しく解説します。
あんこ後悔しない選び方のヒントを、この記事でチェックしてみてくださいね。
NW-VK10とNW-VJ10を徹底的に比較!仕様や付属品などの主な違い
一見すると双子のようにそっくりな2つのモデルですが、細部を見ていくと明確な違いが存在するんですよ。



まずは、スペックや機能をまとめた一覧表で、それぞれの違いや共通点を整理してみましょうか。
| 比較項目 | NW-VJ10(2024年モデル) | NW-VK10(2025年モデル) |
|---|---|---|
| 発売時期 | 2024年8月 | 2025年10月 |
| 炊飯方式 | IH(豪熱沸とうIH) | IH(豪熱沸とうIH) |
| 内釜 | 黒まる厚釜(1.7mm) | 黒まる厚釜(1.7mm) |
| 抗菌加工 | あり(しゃもじ・プッシュボタン) | なし(通常仕様) |
| 付属品の素材 | 一般的なプラスチック | バイオマスプラスチック |
| 保温機能 | うるつや保温(30時間) | うるつや保温(30時間) |
| お手入れ構造 | フラット庫内・洗える内ぶた | フラット庫内・洗える内ぶた |
| サイズ(幅×奥×高) | 25.5×37.5×20.5cm | 25.5×37.5×20.5cm |
| 本体重量 | 約4.1kg | 約4.1kg |
発売時期とモデルの位置づけの違い
家電製品を選ぶ際、いつ発売されたモデルなのかは気になるポイントですよね。
NW-VK10は2025年10月に発売された新しいモデルです。
一方のNW-VJ10は、その約1年前にあたる2024年8月に登場しました。
メーカーとしては、NW-VK10を最新のスタンダードモデルとして位置づけていますが、基本的な設計思想はNW-VJ10から引き継がれているんです。
いわゆる「年次改良(マイナーチェンジ)」にあたるため、炊飯器としての根本的な性能が劇的に変化したわけではありません。



新しいものが好きな方にとっては、製造年が新しいNW-VK10の方が所有欲を満たしてくれるかもしれませんね。
付属品の素材に見られる環境配慮の違い
最近の家電製品は、環境への配慮が重視されるようになってきました。
NW-VK10では、このトレンドを反映して付属品の素材に変更が加えられていますよ。
具体的には、付属している以下のアイテムに「バイオマスプラスチック(Prasus)」が採用されました。
- 立つしゃもじ
- 計量カップ
これは植物由来の資源を利用したプラスチックで、CO2排出量の削減に貢献する素材なんですよ。
対して、NW-VJ10に付属しているしゃもじや計量カップは、従来通りの一般的なプラスチック素材で作られています。



使い勝手に大きな差はありませんが、環境に優しい製品を選びたいと考える方にとっては、NW-VK10の方が魅力的に映るのではないでしょうか。
衛生面に関わる抗菌加工の有無
毎日使うものだからこそ、衛生面は見逃せないチェックポイントですよね。
実はこの点において、旧モデルであるNW-VJ10の方に特徴的な仕様が見られます。
NW-VJ10には、以下のパーツに銀イオン(Ag+)を配合した抗菌加工が施されているんです。
- 立つしゃもじ
- 外ぶたを開けるプッシュボタン
ごはんをよそう道具や、指で触れるボタンが抗菌仕様になっているのは安心感がありますね。
一方で、新モデルのNW-VK10では、環境配慮素材への切り替えに伴ってか、この抗菌加工に関する記載が見当たりません。



小さなことのように思えますが、清潔さを最優先したい方にとっては、意外にもNW-VJ10を選ぶ大きな理由になるかもしれませんよ。
NW-VJ10とNW-VK10の口コミや評価を検証
実際に使ってみて初めて気づく便利さや、ちょっとした不便さはカタログスペックだけでは見えてこないものですよね。
ここでは、既に多くの家庭で愛用されているNW-VJ10と、新しいNW-VK10に対するユーザーの声を整理してみました。



良い評価だけでなく、気になる指摘もしっかりチェックして、あなたの生活スタイルに合うか見極めていきましょう。
NW-VJ10の評価傾向:機能と費用のバランス
NW-VJ10は発売から時間が経過していることもあり、多くのユーザーレビューが集まっています。
全体的に目立つのは、「必要十分な機能で美味しいご飯が炊ける」という満足の声ですね。
特に評価されているポイントは以下の通りです。
- 以前使っていた高級機と比べても味に遜色がない
- 複雑すぎないメニュー構成で操作が簡単
- 価格に対して得られる性能のバランスが良い
「毎日食べるご飯が美味しければ、余計な機能はいらない」と考える方には、まさにうってつけのモデルと言えるかもしれません。
一方で、構造面に関する指摘もいくつか見受けられます。
「蓋を開けた拍子に、蒸気口のパーツが外れて落ちてしまうことがある」という声が複数挙がっているんですよ。
毎回必ず落ちるわけではないようですが、急いでいる時に部品が転がってしまうと、少しストレスを感じてしまうかもしれませんね。



ただ、炊き上がったご飯の味自体には不満が少ないため、この点を許容できるかどうかが判断の分かれ目になりそうです。
NW-VK10の評価傾向:手入れの簡易さと保温性能
新しいモデルであるNW-VK10に対する評価は、やはりその使い勝手の良さに集中しています。
特に主婦や自炊派の方から絶賛されているのが、庫内のお手入れのしやすさなんですよ。
「庫内がフラットになっているから、こぼれたご飯粒もサッとひと拭きで綺麗になる」という声が多く、毎日の家事負担を減らしたい方には嬉しいポイントですね。
また、象印自慢の「うるつや保温」についても、その実力を実感するコメントが寄せられています。
「長時間保温してもご飯が黄色くなりにくい」「お弁当に入れて冷めた状態でも、モチモチしていて美味しい」といった感想ですね。
家族の食事時間がバラバラだったり、翌日のお弁当用にご飯を残しておいたりする家庭では、この保温性能の高さが大きなメリットになるでしょう。



外観に関しては「少しプラスチック感が強い」という意見もありますが、機能性を重視する実用派の方からは高く評価されているモデルです。
ユーザーの声を参考にした注意点と対策
両モデルの口コミを見ていると、「ご飯が硬めに炊き上がる」「パサパサしている気がする」という意見をちらほら見かけます。
これを見て「美味しくないのかな?」と不安になってしまった方もいるかもしれませんね。
実はこれ、製品の不具合ではなく「初期設定」が原因である可能性が高いんです。
購入時の設定は、消費電力を抑える「エコ炊飯」になっていることが多いのですが、このモードは少し硬めの仕上がりになる傾向があります。
エコ炊飯により美味しく炊けないと感じる方がみえるため、こちらの記事で詳しく解説しています。気になる方はチェックしてみてくださいね。


もしふっくらとしたご飯が好みなら、使い始める前に以下の設定に変更することをおすすめしますよ。
- 白米ふつう
- 熟成炊き(白米)
特に「熟成炊き」に変更したユーザーからは、「劇的に甘みが増して美味しくなった」という喜びの声が多く上がっています。



ちょっとした設定ひとつで評価がガラリと変わる製品なので、この「初期設定の罠」さえ知っておけば、最初から美味しいご飯を楽しめるはずですよ。
NW-VJ10とNW-VK10に共通する機能や特徴
「安い方を選んだら、ご飯の味が落ちるんじゃないか」と心配になることもありますよね。
でも安心してください、NW-VJ10とNW-VK10の炊飯に関する心臓部は驚くほど共通しているんです。
象印が長年培ってきた「美味しいご飯を炊くための技術」は、両モデルに惜しみなく搭載されていますよ。



ここでは、どちらのモデルを選んでも享受できる、頼もしい共通機能について詳しく見ていきましょう。
ごはんの旨みを引き出す豪熱沸とうIHと黒まる厚釜
炊飯器の実力を決める一番の要素は、やはり火力と内釜の性能ですよね。
両モデルとも、加熱方式には「豪熱沸とうIH」を採用しています。
これは、沸騰した後も火力を弱めることなく、IHの高火力で炊き続けるというパワフルな炊飯スタイルなんですよ。
吹きこぼれを気にせずガンガン加熱することで、お米の芯まで熱を行き渡らせ、ふっくらとした食感を引き出します。
そして、その熱をしっかりと受け止めるのが「黒まる厚釜」ですね。
厚さ1.7mmの釜は全体に熱が伝わりやすく、底が丸い形状になっているため、お米が釜の中で対流しやすくなっています。
この「高火力」と「対流」の組み合わせによって、炊きムラを抑えた美味しいご飯が食卓に並ぶというわけですね。



基本性能がしっかりしているからこそ、どちらのモデルでも満足のいく炊き上がりが期待できるんです。
30時間おいしく保温するうるつや保温機能
家族の食事時間がバラバラだったり、朝炊いたご飯を夜も食べたかったりすること、ありますよね。
そんな時に活躍するのが、象印自慢の「うるつや保温」機能です。
この機能は、底にあるセンサーが釜内の温度を細かくコントロールし、水分の蒸発を抑えながら保温してくれます。
なんと最大で30時間もの長時間保温が可能なんですよ。
時間が経ってもご飯が硬くなったり、変色したりするのを防いでくれるので、「保温したご飯は美味しくない」というイメージが変わるかもしれませんね。
また、温かいご飯を食べたいけれど長時間保温はしない、という方には「高め保温」というメニューも用意されています。



ライフスタイルに合わせて保温方法を選べるのは、忙しい現代人にとって非常にありがたいポイントではないでしょうか。
お手入れのしやすさを支えるフラット庫内などの構造
美味しいご飯が炊けても、毎日の後片付けが面倒だと使うのが億劫になってしまいますよね。
NW-VJ10とNW-VK10は、そんな家事のストレスを少しでも減らすための工夫が随所に施されています。
特にユーザーから評価が高いのが、庫内が平らになっている「フラット庫内」です(サイドセンサー部を除く)。
内釜を取り出した後の庫内にご飯粒が落ちてしまっても、サッとひと拭きするだけで綺麗になるんですよ。
凹凸が少ないので、汚れが溜まりにくいのも嬉しいですね。
さらに、毎回洗う必要がある「内ぶた」も簡単に取り外して丸洗いが可能です。
また、炊き込みご飯の後のニオイ残りが気になる時に便利な「クリーニング機能」も搭載されています。



毎日使うものだからこそ、こういったメンテナンス性の高さは長く愛用するための重要な条件になりますね。
パン発酵や焼き上げも可能な多彩な調理メニュー
この2つのモデルができるのは、ただ白米を炊くことだけではありません。
実は、「パン(発酵・焼き)」メニューが搭載されており、ご自宅で手作りパンを楽しむこともできるんです。
発酵から焼き上げまで炊飯器にお任せできるので、オーブンを使わずに丸パンやメロンパンなどが作れてしまいますよ。
もちろん、お米の炊き分け機能も充実しています。
以下の3つの食感から好みに合わせて選べる「白米炊き分け3コース」は便利ですね。
- ふつう
- やわらかめ
- かため
さらに、お米の甘み成分をじっくり引き出す「熟成炊き(白米)」メニューも共通して搭載されています。



玄米や雑穀米、麦ごはんといった健康米にも対応しているので、毎日の食事のバリエーションがぐっと広がりそうですね。
NW-VJ10かNW-VK10か迷う方へ!失敗しない選び方のポイント
「機能が同じなら、結局どっちを選べばいいの?」と、最後の決断で迷ってしまうこともありますよね。
基本性能に差がない分、選択の基準は「あなた自身の優先順位」にかかってきます。



ここでは、後悔しないための具体的な判断基準をご提案しますので、ご自身の価値観と照らし合わせてみてください。
付属品やボタンの抗菌仕様を重視して選ぶ
毎日口にするご飯を扱う家電だからこそ、衛生面にはこだわりたいという方も多いのではないでしょうか。
もしあなたが清潔さを最優先に考えるなら、実は旧モデルであるNW-VJ10の方が適している可能性があります。
NW-VJ10には、以下のパーツに銀イオン(Ag+)を配合した抗菌加工が施されているからです。
- ご飯をよそう「立つしゃもじ」
- 開閉時に必ず触れる「プッシュボタン」
特に小さなお子様がいるご家庭や、免疫力が気になる高齢の方がいらっしゃる場合、こうした目に見えない配慮は大きな安心材料になりますよね。
新モデルのNW-VK10では、環境素材への変更に伴いこの抗菌加工に関する記述が見当たりません。



「最新かどうか」よりも「日常の安心感」を重視するのであれば、あえてNW-VJ10を選ぶというのが賢い選択になるかもしれませんよ。
環境への配慮や新モデルである点を重視して選ぶ
家電製品を購入するとき、「せっかく買うなら新しいモデルが良い」という気持ちになるのは自然なことですよね。
また、最近では「持続可能な社会に貢献したい」という思いから商品を選ぶ方も増えています。
NW-VK10は、そうした「新しさ」や「環境意識」を大切にする方にぴったりのモデルです。
付属品に採用されたバイオマスプラスチックは、石油資源の節約やCO2排出削減につながる素材なんですよ。
毎日使う道具を通じて、さりげなく環境保全に参加できるのは素敵なことですね。
また、製造年が新しいということは、それだけ長くメーカーのサポート期間が続く可能性が高いとも言えます。



「常に時代の先端を行く製品を使いたい」「エコな暮らしを実践したい」という価値観をお持ちなら、NW-VK10が良きパートナーになってくれるでしょう。
NW-VJ10とNW-VK10はどちらがおすすめ?重視するポイント別にご紹介
ここまで様々な角度から比較してきましたが、「結局自分にはどっちが合うんだろう?」とまだ悩んでいる方もいるかもしれませんね。
炊飯器は毎日使う相棒のような存在ですから、自分のライフスタイルにぴったり合った一台を選びたいものです。



最後に、それぞれのモデルがどんな人におすすめなのか、タイプ別に整理してご紹介します。
NW-VJ10がおすすめな人:衛生面とコスパ重視
NW-VJ10は、実用性と経済性のバランスが非常に優れたモデルと言えます。
以下のような考えをお持ちの方には、間違いなくこのモデルがフィットするでしょう。
- できるだけ初期費用を抑えて、美味しいご飯を食べたい
- 小さな子供や高齢の家族がいるため、衛生面には気を使いたい
- 最新モデルという肩書きよりも、実績のある製品を選びたい
特に注目すべきは、しゃもじやプッシュボタンに施された「Ag+抗菌加工」です。
毎日触れる部分が清潔に保たれる安心感は、家庭を守る立場からすると大きな魅力ですよね。
また、新モデルとの間に価格差がある点も無視できません。
炊飯機能自体は変わらないため、この差額を「お米代」や「おかず代」に回した方が、食卓全体の満足度は上がるかもしれませんよ。



「蒸気口のパーツが外れやすい」という口コミ上の指摘さえ気にならなければ、非常に賢い選択肢となるはずです。
NW-VK10がおすすめな人:環境配慮とお手入れ重視
一方で、新しい価値観や使い勝手の良さを求める方にはNW-VK10が適しています。
具体的には、次のようなタイプの方におすすめできるモデルですね。
- 家電はやっぱり「最新モデル」で揃えたい
- 環境問題に関心があり、エコな素材を使った製品を選びたい
- 毎日の家事ストレスを少しでも減らしたい
特に「フラット庫内」によるお手入れのしやすさは、忙しい毎日を送る方にとって強力な味方になります。
こぼれたご飯粒をサッと拭き取れる快感は、一度味わうと手放せなくなるかもしれません。
また、付属品にバイオマスプラスチックを採用している点は、使うたびに「環境に良いことをしている」という心地よさを感じさせてくれます。
初期設定が「エコ炊飯」になっているため、最初に「熟成炊き」などに設定変更する手間はありますが、それさえ済ませれば快適な炊飯ライフが待っていますよ。



ご自身の生活スタイルや大切にしたい価値観に合わせて、後悔のない一台を選んでくださいね。
NW-VK10とNW-VJ10比較のまとめ
今回は、象印のIH炊飯ジャーNW-VK10とNW-VJ10の具体的な違いや、後悔しない選び方についてお話してきました。
2つのモデルを詳しく比較することで、機能の共通点や選ぶべきポイントが整理できましたね。
- 炊飯性能や保温機能はどちらも変わらない
- 旧型は抗菌加工付きでコストパフォーマンスが高い
- 新型は環境配慮素材を使用しお手入れも好評
ご自身のライフスタイルに合わせて、これらの点に注目してみてください。



この記事が、あなたにとって最適な炊飯器選びの参考になり、毎日の美味しいご飯を楽しむきっかけになれば嬉しいです。



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